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住暮楽の断熱
住暮楽の断熱の特長は、まず
第一にセルロースファイバー
を使うことですが、
第二に必ず屋根断熱
をすることです。天井でなく屋根で断熱すると、夏でも建物の内部に特別暑い場所が出来ないという点です。
天井断熱では、屋根裏に熱が籠もります。夏の間は一日中ずっと籠もり放しで、夜になっても気温が下がりません。熱帯夜で寝苦しい夜に屋根裏にたっぷりと熱が籠もっている状態を想像してみてください。いくら天井で断熱してもじわjじわと2階の居室に向けて輻射熱が出ている姿が目に浮かぶことでしょう。
住暮楽は、例外なく屋根で断熱しますから、真夏でもロフトで昼寝が出来るほどです。真夏に住暮楽の家の見学会があった時には是非体感して見てください。
セルロースファイバーとは
セルロースファイバー(cellulose fiber)は、もともと「樹木の繊維素」という意味の英語の普通名詞です。
断熱材としてのセルロースファイバーは1930年代にアメリカで開発されました。新聞の印刷ロスによる残紙をく切り刻んで、防燃性、防腐性を持たせるために、ホウ酸、ホウ砂が添加されたもので、見た目は綿に似ています。日本ではまだ小数派ですが、アメリカでのシェアは35%を超えていて木造住宅の断熱材として現在でも非常にポピュラーな存在です。
(ホウ酸、ホウ砂の被爆による人体への影響については、WHO−世界保健機構−が「ホウ酸、ホウ砂による人間の中毒事例は報告が無い」と公表していることから、安全であると考えられる)
セルロースファイバーの施工
セルロースファイバーの施工は壁でも床でも屋根でも、ある程度厚みのあるスキ間に詰め込むというものです。
実際にはブロアで吹き込んで充填します。セルロースファイバー見た目は綿に似ていますが、綿よりもずっと比重が重く、繊維はうんと短いため、切れが良くブロアで吹き込むことが出来るのです。
セルロースファイバーの特
長
@気密が向上するので、断熱性能が十分に発揮される
Aカラオケボックスの防音に使われるぐらい防音性が高い
B国土交通省認定の準不燃建材である、焦げることはあっても燃えることはない、
また焦げても毒性ガスがでない、万が一出火しても安全性が高い
C元は木なので、木と同じように調湿性があり、壁内結露の心配がない
D添加物であるホウ酸ホウ砂の副次的効果として
・昆虫の嫌う物質なのでゴキブリやシロアリが住み着かない(壁の中にスキ間がないので住み着く場所もない)
・釘や建築金物を錆びさせない(防錆効果がある)
・防腐効果があるので、材木も腐りにくい
・撥水効果があるので、水に濡れても速く乾く
長所を数えると切りがないのですが、長年セルロースファイバーを施工してきた者として感想を言うならば、日本の在来工法も、また北米のツーバイフォー工法も、壁には必ずその厚み分のスキ間が出来るので、そこにスキ間無く充填できるセルロースファイバーは、木造の断熱方法としてこれ以上のモノは無いと言うことです。結果的に
「木の家を木で断熱する」
ことになりますが、このことも気に入っている点です。
グラスウールとの比較
念のため、他の断熱方法との相違点を言うと、日本で一番よく使われているグラスウール(ロックウールでも同じ)は、「工法的にスキ間を無くすのが難しい」という欠点があり、断熱は出来てもスキ間風を防ぐことが出来ません。その結果、断熱の効果が帳消しになり、結局冬寒い家になりやすいのです。
グラスウール断熱の欠点を簡単にチェックする方法は、外の気温が5℃以下の寒い時に、外壁に面した壁の電気のコンセントに線香の煙を近づけてみると良く分かります。コンセントから勢いよく流入する空気にケムリが押し流されるのがハッキリと分かります。
外の空気は寒さによって冷やされ、そのため密度が高くなっている、一方室内の空気は暖房によって膨張し密度が下がっている。そこで気圧の高い外気がコンセントなどのスキ間から、気圧の低い室内に勢いよく流入してくるのです。 流入してきた空気は比重が思いので下に貯まり、室内の暖かい空気は軽いので上に押し上げられてしまいます。これが「足下が冷たく頭部は火照る」という状態の正体です。
実際、冷たく密度の高い空気の流入はコンセントだけではありません。壁や床のありとあらゆるスキ間から流入してきます。だから断熱工事を施工するだけである程度の気密が同時に達成できるセルロースファイバーが有り難いのです。
ウレタン外断熱
吹付けウレタンによる外断熱ではグラスウールのような性能上の問題はありません。セルロースファイバー以上に断熱ラインが連続しているので、断熱も気密も十分に上がります。
しかし、現場で施工する立場で言うと、施工中の何とも言えない化学的悪臭(現場発泡のウレタンは2種類の液体を化学反応させる)が、いつまでも胸や鼻に残り、とても気分が悪いのです。ウレタンを専門に施工する業者が現に存在するのですから、臭いに対する感覚は個人差が大きいのでしょうが、住暮楽では木造の家にウレタン外断熱をする気はありません。
そもそも、外断熱というのは鉄筋コンクリートや鉄骨の建物を外からすっぽりと覆い隠すための断熱方法です。鉄筋コンクリートは断熱材を充填するスキ間が無いので、充填断熱のセルロースファイバーは使えません。鉄骨は使おうと思えば使えますが、鉄骨部分の熱伝導性が高く熱橋となってしまうので、充填断熱では不十分。だからこの二つの工法には外断熱が有効なのです。 しかし、木造は木自体の断熱性が高いので、外断熱の必然性がありません。
また、ウレタンというのは火災時に毒性ガスを出すことも知っておく必要があるでしょう。仮に火事があっても燃えるはずのない場所や燃えるとしても最後に燃えるような場所に限るのが望ましいと思います。
株式会社 住暮楽
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